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歌を生かすドラミング②

ウメです。

歌モノのドラミングにおいて、心がけるべき大切な事。それは、

「まずは歌い手を気持ち良くする」

という一点です。この視点に立つと、自分のドラム・プレイを驚くほど客観的に見れるようになります。しかし、これが以外と難しい事なのですが、特に経験の浅いドラマーほど、つい自己主張しすぎてしまいがちです。難解なテクニックや自分の引き出しを、1曲の中で惜しみなく出し切ってしまうのです。

確かに、ドラマーとしてのテクニカルなアピールは大切な事ですが、これが歌モノの場合は、ヴォーカルを1番に聴かせてナンボなのです。そう考えれば、自分が目立つために手数や足数を増やす事は、結果として歌を邪魔する事になり、リスナーの心も離れていってしまうでしょう。

前に出たい心をグッとこらえて、まずはヴォーカリストにとって歌いやすく、且つテンションも上げていけるようなドラミングに徹してみましょう。これによって、サウンドがスッキリと整理され、ヴォーカリストも最高のパフォーマンスを発揮できるので、リスナーの心をつかむ事ができるのです。

ヴォーカルを最大限に立てる事によって、テクニックを「ひけらかさない」という、ドラマーとしての余裕や風格のようなものが出てきます。「できない」ではなく、あえて「やらない」。まさにこの選択こそがテクニックです。このような「引き算のできる人間」って、リスナーから見れば実はシビれるほど魅力的なのです。ドラミングを抑える事によって、逆にピンポイントで前に出る場面では、圧倒的な存在感が出るからです。

例えば、ヴォーカルが低めのキーからゆっくりと立ち上がるAメロでは、ドラムもハイハットのクローズとバスドラのみにする等、できるだけ歌い手の空気感に寄り添うようにします。そして、Bメロからサビに向かってのヴォーカリストのテンションの高まりに合わせて、徐々にビートやフィルインを激しくしてみる。また、メロディーが3連符になる所で、ドラムも3連符で合わせてみたりと、アイディアはいくらでも出てきます。

このように、歌を生かすドラミングのためには、ヴォーカリストにとって「最高のオケ」を作ろうという心がけが大切です。その工夫こそが、楽曲の世界観をより魅力的に表現する事につながり、最終的にはリスナーの心を動かすのだと思います。

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