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3.112015
歌を生かすドラミング①
ドラムという楽器は、そのルックス・サウンド共に、抜群の存在感があります。
特に、「ヘヴィ・メタル」や「ハードコア」、「パンク」等の激しいジャンルでは、リスナーは、ドラマーの派手なアクションや、高速で迫力あるフレーズに魅了されます。
また、「ジャズ」や「フュージョン」等のテクニカルなジャンルでは、ドラムの1音1音の粒や細かいタッチ、トリッキーなフィルイン等に注目が集まります。
他にも、「ドラムソロ」や「ブレイク」、「変拍子」等の様々な「魅せ方」があるわけですが、私は、演奏するジャンルやシチュエーションによって、それらに合ったベストな魅せ方というものが必ずあると思っています。
ここでは、「歌モノ」に適したドラミングというものを考えてみます。
歌モノとは、簡単に言えば、「歌メロがキャッチー」な楽曲の事です。また、詞を聴かせたりヴォーカルの歌唱力が高かったりと、とにかく「歌」をフューチャーして大切に聴かせる音楽の事です。
実は、現代の「J-POP」と呼ばれるジャンルの楽曲は、ほとんどが歌モノです。
ロック全般でも、歌モノの楽曲は数多くあります。サウンドは「グランジ」や「ハードロック」、「ガレージ・ロック」系でも、美しいメロディー・ラインであれば歌モノになります。
また、バンドサウンドに限らず、「R&B」なんかは、まさに歌モノの王道ですね。
歌モノと聞くと、どうしてもヴォーカルのみにスポットが当たるものだと思ってしまいがちですが、決してそうではありません。
歌を綺麗に聴かせて、楽曲の世界観を演出するためには、ドラムを始めとする「楽器隊」のセンスが非常に問われるのです。
次回は、歌を生かすドラミングについて、より具体的に書いていきます。
~歌を生かすドラミング②へ続く~
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