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3.152015
作曲にもチャレンジするべき?
「自分はドラマーなんですが、作曲にもチャレンジするべきでしょうか?」
これは、実際によく受ける質問の1つです。
ドラマー1人1人、価値観やプレイスタイルはバラバラです。そもそも、音楽には「絶対こうあるべき」といった型などありません。
作曲にチャレンジするかしないかの選択も、ドラマーの自由であり、どちらが良いといったものでもないのです。
もし、作曲をしたいと思うのであれば、少しずつでも勉強していくべきだし、面倒に感じるようなら、全くやらなくてもOK。
曲を作らなければ、その分の時間を100%、ドラムのスキルアップのためだけに当てる事ができるわけですから。
現に、作曲は手掛けなくても、テクニカルなドラムプレイで、存分にリスナーを魅了するドラマーは、数多くいます。
ただ、個人的な意見としては、「ほんの少しでも」曲作りに興味があるのであれば、是非ともチャレンジして欲しいと思っています。
作曲とは、地道で骨の折れる作業ですが、それだけに、楽曲が完成した時には、ドラム演奏だけでは決して味わえない「快感」を手に入れる事ができるからです。
ドラマーに限らず、多くの人が、「オリジナル曲を作ってみたい」という想いを漠然と抱きながらも、その大半が、具体的な行動を起こす前に諦めてしまいます。
これは、自分の中での求めるハードルが高すぎるために起こる現象です。ここでは、詳しい作曲方法については割愛しますが、作曲において大切なのは、「作り始める事」と「作り続ける事」です。
ハッキリ言いますが、始めから、万人を唸らせるような素晴らしい名曲を作れる人なんて、よほどの天才を除いていませんよ(笑)。
最初のうちは、「駄作続きでもいい」という位にハードルを下げて、とにかく、作曲の「過程」を楽しむようにします。
そして、私が思う「作曲スキル短期上達」のコツとは、
「どんなに時間が掛かっても良いから、丸々1曲、全パート完成させてみる!」
という一点に尽きます。まず、自力でフルコーラスを完成させる事によって、何より自信が付きます。
曲の「展開」についても、学ぶ所は大きいでしょう。また、歌メロだけでなく、ギターやベースのフレーズも考える事によって、楽曲の全体像を捉える耳を養い、楽器同士の関係性も知る事ができます。
そして、凄い事に、「アレンジ」のスキルも同時に習得できるようになっているというのが、この上達法のポイントです。
そして、最後に。
ドラマーの「作曲スキル」というのは、あなたの想像以上に貴重なものです。ただでさえ少数派のドラマーが、さらに作曲に携わることによって、希少価値が一気に高まります。
他にも、作詞やコーラスにも挑戦してみるなど、常にドラマーとしての自身の「ブランディング」を意識していきましょう。
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