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2.172015
リズムキープ練習法②
ドラマーが、リズム感を鍛えて「体内リズム」を確立するためには、どうすれば良いか?
「ひたすら練習する!」
これしかありません(笑)。
残念ながら、基礎を身に付けるのに、近道はないのです。こればっかりは、知識や気合いのみで、いくら踏ん張ってもムダ。「言うは易く、行うは難し」です。筋トレと同じですね。
しかし、トレーニング方法は簡単です。まずは、クリックを聴きながら、スタンダードな8ビートを叩いてみます。
「ピッピッピッピッ」というクリック音に合わせて、「ドッ・タン・ドド・タン」といった感じで、1回につき2〜3分の間、ビートを叩き続けます。
始めは、BPM=120~140あたりが良いでしょう。速すぎるor遅すぎるテンポは、難易度が高いので、耳が慣れてから行うようにします。
始めのうちは、クリック音に縛られて、どうしてもリズムがヨレてしまいがちですが、気にせずに「クリックにジャストで合わせる事」のみに集中して、辛抱強く続けて下さい。
クリックが聴き取りづらい場合は、耳を痛めない程度に、音量を上げるようにします。
このトレーニングを日々続けていくと、次第に感覚がつかめてきて、ドラムをクリックとジャストに合わせられるようになってきます。
そうしたら今度は、クリックを「裏拍(うらはく)」で聴きながら叩いてみましょう。先程の「ピッピッピッピッ」に対して、「ッピッピッピッピ」に合わせて、8ビートを叩きます。若干、難易度は高いですが、これによって「裏ノリ」のリズム感も手に入ります。
慣れてきたら、テンポを色々と変えてみたり、16ビートや6/8拍子等にも挑戦してみましょう。次第に、クリックに必要以上に耳を傾けなくても、クリックの方が自分のドラムに付いてくるような感覚になります。
ここまで来たら、体内リズムが鍛えられている証拠。まさに、「クリックの呪縛」から解き放たれたという事ですね。
クリックに合わせる練習に関しては、「そうる透」さんの教則DVD『ドラムのいろは』が、個人的にオススメです。とても勉強になりますよ。
このように、ドラマーの生命線でもあるリズム感を養うためには、日の当たらない地道なトレーニングあるのみです。
しかし、裏を返せば、このリズムの基礎さえ固めてしまえば、演奏の自由度は格段に高まります。ドラムという楽器が、さらに楽しくなる事は間違いないでしょう。
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