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ハットとライドの使い分けによる楽曲の表情づけ

ウメです。

今回は、楽曲の演奏時における、ハイハットとライドの「使い分け」についてのお話です。

ハットとライドの共通点と言えば、金モノ(シンバル類)である事と、ビートを刻むパーツである事です。ビートを刻むという事は、それだけ叩く頻度が高い上に、他の楽器プレイヤーからの視点で見ても、共にリズムキープのための「メトロノーム」や「ガイド」といった役割を果たしているわけです。バンド全体でリハーサルをしてみると、各プレイヤーというのは、ドラマーが思っている以上にハットやライドの音をよく聴きながら、リズムを取っている事が分かるはずです。

このように、プレイ面ではリズム全体の流れを作り出す働きをしているハットとライドですが、そういったフィジカルな要素以外にも、「楽曲に表情をつける」といったメンタルな役割がある事も忘れてはならないでしょう。ドラマーが楽曲全体のイメージを考えてプレイに徹する時、場面場面における各パーツのチョイスというものが、とても大切になってきます。

ハットは、それ単体でも様々な音色を作り出す事が可能です。この音色の種類によって、楽曲の印象も変わってくるわけです。例えば、タイトでシャープなサウンドが特徴の「クローズ」では、引き締まった雰囲気を表現する事ができます。躍動感を出したい時は、「ハーフ・オープン」。心地よい緊張感が欲しい時には「オープン&クローズ」といったように、使い分け次第で、表情豊かなビートを演出できます。これらに加えて、細かいアクセントも織り交ぜれば、よりオリジナリティを表現する事ができます。

一方、ライドのサウンドはサステインに長けているので、解放的でダイナミックなビートに仕上げる事ができます。特に「カップ打ち」は、ここ一番のスパイス代わりに使えるテクニックですね。両腕を交差させて演奏するハットと比べて、ライドは通常、右腕を伸ばして叩くため(右利きの場合)、視覚的にもドラマーの存在感アピールにつながっていきます。

これらハットとライドのバリエーションを、Aメロ⇒Bメロ⇒サビといった具合に、ストーリー立てて当てはめていきます。正解はないので、まさにドラマーとしてのセンスが問われる所ですが、自分の中で楽曲のストーリーやイメージを組み立てて、消化した上で演奏できているかどうかがポイントとなるでしょう。

ただひたすらに自身のテクニックのみを追求するだけでなく、バンドや楽曲といった「全体観」に立って、その「一部」であるドラムという楽器を見つめるクセをつけていくと、よりドラマーの役割が明確になり、ドラムの意外な魅力や楽しみを発見できるでしょう。

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