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2.152015
ドラマーとべーシストの関係
引き続き、ドラムとベースの関係性についてです。
ドラマーにとって、べーシストとは、「女房役」とでも言いましょうか、とりわけ演奏面においては、互いに「ツーカーの仲」(互いの考えている事がよく分かるほど仲の良い様を言います)でなければ、バンド全体のクオリティーも下がりかねません。
何を隠そう、「リズム隊」という位ですから、この2つの楽器がバラバラであれば、楽曲が土台から揺らいでしまうわけです。
ベースは、低音域の楽器なので、その周波数は、ドラムセットの「バスドラ」とほぼ同じです。そのため、一般的には、ベースとバスドラのリズムがキッチリかみ合うと、心地よいノリが生み出されます。
例えば、バスドラが「シンコペーション」で前の小節から食い込んで踏んでいる場合、ベースも同じくシンコペーションでリズムを合わせて弾く事で、安定感の中に躍動感を表現する事ができるのです。
リズムだけでなく、音色も合わせるようにします。ベースとバスドラは似たような周波数であるだけに、「合わせ過ぎる」と、互いに音が埋もれてしまいます。
ジャンル等にもよりますが、互いがぶつかり過ぎず、且つ、適度に分離して主張し合うようなサウンド作りが大切です。始めは難しいかも知れませんが、一緒に演奏しながら心地良い音を探しているうちに、ポイントがつかめるでしょう。
ちなみに、スネアの周波数は、ギターやボーカルとほぼ同じであると言われています。ドラマーとギタリストやボーカリストは、スネアのサウンドを基にコミュニケーションを計ると、バンドのクオリティーが向上していくという事ですね。
こうして見ると、ドラムという楽器は、他のあらゆる楽器と密接につながっていて、サウンドのカギを握っている事が分かります。
まさにドラマーは、バンドの「司令塔」のように思えてきませんか?
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