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ドラマーとは、ドラマを創る者である。

ウメです。

決してダジャレではありません。

ドラマーが「ノリの1番バッター」「リズムの要」である事は、十分お分かり頂けたと思いますが、それに加えて、ドラマーは楽曲の進行役・すなわち「ディレクター」でもあるのです。一体どういう事でしょうか?

仮に、ノリノリのロック・ナンバーを丸々1曲、レコーディングする事になったとしましょう。全ての楽器を録り終えて出来上がったノリノリの曲を聴いた後に、その音源からドラム・パートだけをミュートして再び聴いてみると…。

試してみた方もいるかも知れませんが、「地に足が着いていない」というか、音圧がスカスカで、聴いていて歯がゆい感じがします。そして何だか、楽曲が「前に進んで行かない」ような不思議な感覚があるのです。

私は16歳の時、4トラックのMTR(当時はまだ、カセットテープでした…)で録ったバンドのデモテープによってこの衝撃の事実を知り、確信を得たのです。

「ドラマーとは、楽曲のドラマを創る者である」と!

極端な話ですが、疾走感あふれる「アップテンポ・ナンバー」も、ドラマーの叩き方次第では、落ち着いた「ミディアム・バラード」に変身してしまうのです。

ドラムをハーフタイム(テンポを1/2にしてゆったりと叩く)にするだけで、ガラリと曲調を変える事ができます。また、曲の途中で一部だけを1/2のテンポにする「ハーフタイム・フレーズ」は、楽曲にアクセントを付ける上で効果的なテクニックの1つです。例えば、2回目のBメロや大サビに「急に」持ってきたりする事で、リスナーにとってスリリングな展開を作り出せるのです。

逆パターン「バラード→アップテンポ」のリミックスなんかも、ダンス・ミュージックでよく耳にしますが、まず大々的に変わっているのは大抵ドラムです(笑)。例え他の楽器はそのままでも、ドラムのテンポを2倍にするだけで、与えるイメージを根本から変えているわけです。面白いですよね?

ちなみに「メイク・ドラマ」とは、ミスターこと長嶋茂雄さんの巨人監督時代の名言ですが(懐かしい!)ご本人いわく、これは文法的には間違っていて、「Make It Dramatic(メイク・イット・ドラマティック)」が正しいそうです。

またまた話が反れましたが、今日の結論です。

「A Drummer Makes The Music Dramatic !」

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