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やり続けるコツ②

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このように、審査に合格し、作家事務所に入る事は、私にとっての念願でした。

確かに、時間や労力は要してしまいましたが、作曲家としてのステージに立てた事に、一抹の達成感はありました。

所属作家になると、初めて、「楽曲コンペ」というものに参加する権利を得る事ができます。

通常、コンペとは、メジャー・アーティストのレコード制作者が、各所の所属作家たちから楽曲を募り、優秀な作品を採用していくものです。

たとえば、

『「○○(アーティスト名)」の楽曲を募集します。夏を感じさせるアップテンポ・ナンバーをお願いします」』

『今回は、「○○」の楽曲募集です。R&Bテイスト溢れる、ミディアム・バラードでお願いします』

といった感じで、次から次へと、コンペ案件が飛んで来ます。本当に、ひっきりなしに行われているのです(笑)。

採用された作曲家は、晴れてアーティストの楽曲クレジットに自分の名前が載り、レコード売上を始め、カラオケ等の2次使用料に準じて、報酬としての「印税」を受け取る事ができます。

もちろん、不採用の場合は、報酬は「ゼロ」です。しかし、落ち込む間もなく、次のコンペ締切に向けて、ひたすら曲を作り続けなければなりません。

私は、このような生活に、限界を感じるようになっていました。

義務感に負われ、ただただ機械的に曲を作る毎日。そして、ボツ作品が積み重なる度に、自信を無くしていく自分…。

結局、私のような「お抱え作曲家」は、他のレコード会社や作家事務所も含めると、全国に数多く存在します。

そして、当然ながら、彼らも血眼になって、一斉にコンペ採用を目指して、曲を作り続けているわけです。

1つの事を、コツコツと「やり続ける」ために、必要なものは何か?

それは、「他者からの評価に左右されない」というマインドです。

競争社会に生きる私たちは、常に「周囲と比較される事を余儀なくされている」と言っても、過言ではありません。

「弱肉強食」という言葉があるように、生き続けるためには、周囲と戦い、競り勝つ必要があるのです。

「食うか?食われるか?」

まさに、生命を賭けた戦い…。それは、太古の昔から変わらない、生物の本能であるとも言えます。

しかし、今は原始時代ではありません。周囲と戦わないからと言って、自分の生命そのものが脅かされるような事は、ほとんどないでしょう。

現代において、生命の代わりをなすものは、まさに「アイデンティティー」であると言えます。

「自分は、何のために生きているのか?」
「自分は、何によって、社会に貢献していくのか?」

といった、いわば、自分の「存在意義」のようなものです。

そして、それらを守り続けるために、私たちは、わざわざ他者と比較し、戦う必要はなくなりました。

比べるべき相手・戦うべき相手は、自分自身であり、「自己肯定感」こそが、アイデンティティーを存続させる最大のカギとなるのです。

~やり続けるコツ③へ続く~

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