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5.92015
「歌モノ」ドラムの心得①
今回は、「歌モノ」の楽曲でドラムを叩く時に注意すべき点について、いくつか触れてみたいと思います。
その前に、「歌モノって何?」という話になるのですが、これに関しては、特別な定義はありません。
大まかに言うと、「楽器の技巧よりも歌唱に重点のある曲」という意味です。
つまり、現代のJ-POPやJ-ROCKを始め、洋楽のヒットチャート・ナンバー等は、ほぼ歌モノという事になります。
どうしても、世間では「歌モノ=キャッチー」といったイメージを持たれがちですが、実際はそうとも限りません。
広い意味で言えば、ヴォーカリストが激しくシャウトする「ハードコア」や、MCがリリックをラップに乗せる「ヒップホップ」といったジャンルの楽曲も、歌モノに含まれるでしょう。
その歌詞の中に確固とした独自の世界観や物語が存在する場合、シャウトやラップといった歌声も、楽曲のストーリーを表現するための必要不可欠な要素となります。
これらは、発声の手法に違いこそあれ、生身の「歌」に変わりはないのです。要は、ジャンルを問わず、魂のこもった歌い手が1人存在すれば、その楽曲は歌モノであると考える事ができます(歌モノ以外のジャンルには、「クラシック」や、インストの「ジャズ」「フュージョン」等がある)。
ただし、ここではあえて歌モノの定義を、「歌モノ=メロディアス」に絞って話をしたいと思います。
メロディアスとは、必ずしもキャッチーでなくとも、全編通してヴォーカル・ラインにしっかりとしたメロディーがあり、且つヴォーカリストの歌唱力がある程度問われるものです。
より「歌を聴かせる楽曲」という事ですね。
〜「歌モノ」ドラムの心得②へ続く〜
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