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「リズムパターン」の引き出しを増やそう

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ドラムには、数多くの「リズムパターン」が存在します。

「8ビート」「16ビート」「サンバ」「シャッフル」「スウィング」「ボサノバ」等々…。

大まかなものだけでも、挙げ切るのが大変な上に、「~風」「~系」といったように細分化されたものまで含めると、無数のパターンがあります。

ここで、よくある質問を紹介します。

「プロのドラマーになるためには、あらゆるリズムパターンを叩けるように、練習すべきでしょうか?」

その答えは、「ノー」です。

もちろん、「全て」のリズムパターンを完璧にマスターするに越した事はないのですが、それは、考えるだけでも気の遠くなるような労作業。現実には、まず不可能でしょう。

なぜなら、現存するパターンというのは、あくまで「サンプル的」なものに過ぎず、そこから先の細かいフレーズの付け足しやタッチの強弱、アクセント等は、演奏するドラマーによって十人十色・千差万別だからです。

とりわけ、ドラムプレイに関しては、サウンドに対して、この枝葉の部分の占める割合の方が実は大きいのです。この枝葉の事を、「センス」と呼ぶのかも知れませんが…。

ですから、最初から、何でもかんでも手を出す必要などないのです。

仮に、長い月日をかけて全てのパターンを網羅した所で、効果的な使い方が分からなければ、それこそ宝の持ち腐れですよね?

それよりも、始めは、自分の好きなジャンルやそれに近いジャンルの音楽を研究したり、尊敬するドラマーの叩くフレーズを練習して、自分の中で消化していく事の方が、よほど価値的です。

その中で、自分のキャパシティを徐々に広げていけば良いのです。まずは好きなものだけに没頭して極めてみる事で、得られる新しい「気付き」もありますから。

ただ、忘れてはならないのは、「日々、少しずつでも引き出しを増やしていこう」という向上心です。

プロ志向・アマ志向問わず、自身のレパートリーが目に見えて増えていくのを実感できるのは、とても嬉しく楽しいものです。

最後に、リズムパターンの引き出しを増やすコツと言いますか、私なりのオススメの方法を、1つだけ紹介します。それは、

「好きなアーティストのアルバム曲を、1枚丸々、完全コピーする!」

です。

そもそも、自分の好きなアーティストを選べば良いので、練習のストレスは一切ありませんね。

何より大切なポイントは、アルバムに収録されている「全ての楽曲」を、完全にコピーするという事。

好きな曲だけ2~3曲ピックアップするのではなく、全曲です。これによって、知らぬ間に偏っていた自分の音楽性の枠を壊す事ができるのです。

強いて言えば、これが若干、ストレスかも知れませんが(笑)…。

譜面が無ければ、耳コピだけでもオッケーです。聴き取れる範囲で構わないので、細かいタッチやアクセント等まで、可能な限り再現してみましょう。

1枚のアルバムには、必ず、コンセプトや世界観があります。そして、リスナーを飽きさせないような様々な工夫や、多面性も持ち合わせています。

例えば、ロック系アーティストのアルバムを全曲通して聴いてみた時に、新たな一面や意外な音楽性に触れる事ができた経験があるかと思います。

実際にコピーしてみると、ロックという大きなジャンルの中に、ジャズやクラシック、ディスコ等、様々なエッセンスが盛り込まれている事に気付くはずです。

このように、アルバムを丸ごとコピーする事が、知らず知らずのうちに、自身の音楽の幅を広げる事につながっていくのです。

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