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9.62017
「マーケティング」を考える③
前回は、マーケティングとブランディングの違いについて触れました。
そして、その2つは、決して相反するものではなく、ビジネスにおいては「両輪」であるというお話をしました。
生産者が、どんなにマーケティングを頑張っても、提供する商品やサービスが、必ずしも売れるとは限りません。
と言うのも、消費者とは、基本的に、それらの商品・サービスの「ブランド」に賛同した時に初めて、購入を決断するものであるからです。
仮に、ミーハーな消費者が、派手な宣伝やキャンペーンの影響で、一度は試しに購入してみたとします。
しかし、その商品やサービスが想像以下だったり、満足がいかないと感じれば、その人は、決してリピーターにはならないでしょう。
さらに具体的な例で、新店オープンのラーメン屋さんが、マーケティングに力を入れたとします。
チラシやクーポンを配り、インターネットや情報誌で大々的に自店を売り込みます。
それらが功を奏して、一時的にお客さんが並ぶようになります。
しかし、肝心の味やコストパフォーマンス、店内の雰囲気等が悪ければ、当然ながら、お客さんの数は、次第に減っていってしまうでしょう。
消費者というのは、本当にシビアです。
「果たして、自分が支払う金額以上の価値や満足感を得られるのだろうか?」
それを、様々な判断基準に照らした上で、お金を使っているわけです。
ここでのポイントは、商品やサービスが実際に悪かったかどうかではなく、お客さんに悪いと「感じさせてしまった」という事です。
最終的に、その店の価値を判断するのは消費者の方。まさに、ブランディングがうまくできていなかったという事になります。
言い方は悪いかも知れませんが、味は「そこそこ」であっても(マズイのは論外ですが)、コンセプトや見せ方、その他のサービス面で秀でたものがあれば、それなりに固定客はついてくるものです。
あなたの周りにも、必ずあると思います。ズバ抜けて美味しいというわけではないけれど、なぜか、いつもお客さんが嬉しそうに並んでいるラーメン屋さんが。
そして、もう1つのポイントは、「価値観は人それぞれである」という事。
Aさんが絶賛する商品を、同じようにBさんも気に入るかと言えば、必ずしもそうとは限らない。逆もまたしかりです。
特に、ラーメン屋さんの場合、好みの店の違いは顕著です。だからこそ、嫌いな人はさておき、好きな人には「とことん」好きになってもらう、ブランディングの役割というものは非常に大きいわけです。
ビジネスでは、ブランディングによって、自分の価値をどのような層にとっての「ブランド」として見せていくかを定め、育てていく作業が必要不可欠です。
こうして、ガッチリと「守備」を固めるからこそ、「攻撃」としてのマーケティングにも思い切り転じる事ができます。
ターゲットを絞った上で、様々なツールを使って肉弾戦を仕掛ける事で、効果的な集客が可能になるのです。
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