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5.22015
「チャイナ・シンバル」で、ワイルド感を演出
「チャイナ・シンバル(=チャイナ)」とは、その名の通り、元は中国で使用されていたシンバルです。
主に「京劇」では、小さいサイズのシンバルに持ち手を付けて、キメの部分で演奏されたりするそうですが、それをドラムセットに組み込んだものが、このチャイナ・シンバルというわけですね。
何と言っても、チャイナの最大の魅力は、そのド派手でワイルドなサウンドでしょう。
他のシンバル類と比べてサステインが短く、濁りのある音が出ます。
濁りと言っても、抜けの良さを合わせ持った濁りなので、フレーズの要所でカウンター的に叩くと、目の覚めるようなインパクトが、とても気持ち良い感じに聴こえます。
チャイナの独特なサウンドの秘密は、その「形状」にあります。
他のシンバル類と大きく異なり、縁の部分が反り返っているのですが、これによって生まれる倍音が、チャイナらしいサウンドを作り出しているのです。
チャイナには、幅広いサイズのものがある上に、メーカーによっても音質は全く異なるので、楽器屋で色々と試しながら、気に入ったものを選ぶと良いでしょう。
特に、チャイナはデザイン的にも派手でカッコイイものが多く、とてもステージ映えするアイテムなので、あれこれ見ているだけでも楽しい気分になれますよ。
ライブでのセッティングは、やっぱり「ルックス重視!」でいきたいですね。
ちなみに、私は「SABIAN(セイビアン)」のチャイナをかなり高目の位置に立てて、腕を目一杯伸ばしてショットするのが好きです。
また、サステインが短いので、単発のインパクトだけでなく、時にはビートを刻むのにも重宝しています。
セッティングの枚数や位置は、ドラマーによって異なります。特にチャイナの場合、表裏を逆にセッティングしたりするのもアリです。
自分の好みやプレイスタイルと照らし合わせながら、ベストなセッティングを見つけていきましょう。
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